「DJエスエムがお届けする深夜ラジオ『今夜もうらブラウシア』。続いてのリスナーからのお便りは、千葉県千葉市中央区千葉港にお住まいのペンネーム『家政夫は見た』さん、44歳、男性からのお便りです。ん?これはちょっとシリアスですね。では読んでみましょう、、、」
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ガチな話、告白しようか本当に迷ったのですが、毎晩寝るたびに夢に出てきてうなされ、これは誰かに伝えないと呪縛から解放されない思い、思い切って投稿することにしました。
あれは忘れもしない、昨年の11月です。前月にマンションの通常総会が終わり、この日は第14期最初の理事会、その後で懇親会でした。
私は理事になって1年目です。『ウエルカム意見交換会』は、2年目の理事、オブザーバー、管理会社、マンション管理士が1年目の新任理事を囲む会です。そこに参加しました。
乾杯~~!となり、2年目の理事やオブザーバーが私を含む1年目の新任理事へ、マンションの過去の歴史や経緯、理事会の動き方について、親切に教えてくれました。これまでマンション管理にほとんど関心がなく、総会にも1年目以外は出席したことがなかったので、右も左もわからない私の緊張をほぐしてくれました。
こんな感じで、管理会社の方もニコニコ(にやにや?)と焼きそばを焼きながら
と優しく接してくれました。以前に理事を経験した人から「うちのマンションの理事会、意外と楽しいし充実するよ」と言われていたのもあって、正直「理事は面倒だな」と思っていましたが、少しずつ前向きになりました。
そのうち、参加者が移動しながら和やかな歓談が続きましたが、ふと後ろを見ると、
二人の役員が真剣な顔で言い合いをしていました。
後で確認したところ、2年目の理事で設備運営Gのリーダー、伏見さんでした。理事としては私より1年先輩で、山のような大男です。このまま殴り掛かるのではないか、という雰囲気すらありました。
すると、
伏見さんに一歩も引かず応戦したのは、監事として4年目の川越さんでした。
私は1か月前に理事へ就任したばかりで、当時は二人の話の内容がほとんどわからず、ただただ緊張感ある論戦を見守りました。そしてトイレに行こうにも二人の前を通るわけに行かず、固唾をのんで事の成り行きを見守っていました。
二人の論戦が18分、私のトイレ我慢の戦いも18分続いて、限界が近づいたその時です。
急に緊張感が解けたと思ったら、
え、え、え?
急に二人が笑顔になって見つめあい、同じ方向を向いて、お互いに体を寄せあったのです。
この時、なぜか周りの人達が二人から目を背けているように見えました。私は「家政夫は見た」状態。後ろからはっきり見ました。
そして、あれ、あれ。あれ?
なんと後ろ手をつなごうとしていたのです。2年目理事と4年目監事が、癒着いやそれ以上の関係なのか?
そしたら、
後手フェイクの、お尻触りフェイクの、肩を組み合っただけたったのでした。二人は論戦に一致点を見出したのか、熱くHugしたのでした。
私は二人が体の向きを変えて手を回しあったのを見て、ふと、どこかで聞いたフランス人の格言『夫婦は向き合って喧嘩するのではなく、同じ方向を向いて歩むものだ』を思い出しました。マンションの役員も同じ方向を向いて進むのだと。
論戦が終わり、二人が雪解けし友情を深め合ったところで、私のトイレへの駆け込み禁止処分も解けたのでした。
あれから半年がたって、私はブラウシアの理事として少しずつ管理組合の運営について理解が深まってきて、あの当時に二人がマンションのことを真剣に論戦していたことが分かりました。あの時は用語の意味すら分からなかったのですが、思い返して納得です。
以上です。思い切って『今夜もうらブラウシア』で全部話して良かったです。今日からトラウマが解けて眠れそうです。明日からも1年目理事として、仕事とプライベートとブラウシアへの理事活動を楽しく取り組みたいと思います。
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「、、、ということで、ペンネーム『家政夫は見た』さん、ありがとうございました。結局、理事二年目の伏見さんと監事四年目の川越さんは真剣で、癒着どころか色恋もなかった、ということだったのですね。トイレも間に合ってよかったですね。伏見さんは設備運営グループのリーダーとして、川越さんは監事として、活躍しているようですね。
ただ監事は本来、理事会の活動をチェックする立場ですから、理事と監事があまり仲良くなりすぎてもまずいように思いますが、大丈夫なのでしょうかね。
え?監事の川越さんの考えや想いは次回のブラウシアニュース(紙面)で発表するのですね?なるほど~
では5月下旬に発行予定のブラウシアニュース(紙面)の内容を、わたくしDJエスエムが、このラジオ『今夜もうらブラウシア』でもしっかりと取り上げさせていただきます。お楽しみに!」
1 件のコメント:
そうなんですか…。
先日大きい方がベテランの方に激昂なさって
『お山にお埋りになるのと海に潜りになるのとどちらがよいかお選びください(口調はとても恐ろしく聞くに耐えませんでした)』と仰っているのをお見かけし、案じておりましたが…。
あれは日常的なやり取りだったのですね。
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